2009年7月28日火曜日

いいたいことがあるか

このごろ確信しはじめたことがある。

英会話を上達させたいからといってネイティブをつかまえて
とにかく話せばばいい、というものではない。


あなたには「いいたいこと」があるかなのだ。


つまり「お箸の使い方が上手ですね」などネイティブが
興ざめするようなことを未だに言っているようではだめ。


日頃から物事に対して、自分自身の意見を持つこと。


よく日本のテレビで街頭の一般人にインタビューしているのを目にするが、
質問に対して理論的な自分の意見を即答している人は少ない。


これ!ここなのです。


日本の学校教育は自分の意見を口頭で言う
訓練をする場がほとんど与えられない。

フランスなどは筆記試験以外に、口頭の試験があったりする。

結局、自分がしっかりと考え、理論的に意見を述べるというのは
ただの暗記で得た知識をチェックする筆記などよりはるかに大変。

でも頭に汗をかいて、自分の小さな頭で必死に考える訓練は
非常に大切だ。そしてそれを人前で表現できるか。


これをとくに欧米人は日常で行っている。


その差は例えば、高校までの学校教育を終えた
日米の18歳を比べると驚くほどだ。

デカルトの3段論法など、論理的な考えに基づいて考える習慣、
それを口頭で表現する訓練をどれだけ経たか。

その訓練が英会話に上達にも大きく関連している気がする。

英語でネイティブと会話するには論理的でなくてはなりません。

自分の考えを表現し、
おもしろい話題を提起できる知的な刺激ができなければ、
会話が発展しません。

YES/NOいずれかで答えれば、会話が途絶えるような話ではなく、

会話が盛り上がるくらい自分の伝えたいこと、話したいことがあるかどうか。

まったく考えが浮かばなければ、自分の好きなこと、
趣味については意見が言える、表現できる、
という分野をみつけることもいいでしょう。。。。

日常から人に意見を求められたら即答するのです。
日頃からそういう訓練をしましょう。

黙ったり、うーんと、えーと、とか口ごもっているようではだめ。

意見をはっきり、すぐに述べられるよう
まず訓練しましょう。