2010年10月22日金曜日

留学したらペラペラになる???

なんと愚かしい。

日本でだいたい英語を勉強したら
あとは英語圏に留学すれば
英語がペラペラになると思っている人がいるらしい。



最近はそういう浅はかで軽い考えを持つ人が
なんと多いことだろう。


日本で日常会話ができるように
必死で努力して、
せめて英検2級は最低取ったくらいの
レベルで留学したらどうだろう。

留学というのは1年以上のことを意味する。

短期留学などという言葉があるが
ちゃんちゃらおかしい。

適当に勉強して
あちらにいけばなんとかなるという
主義の人が多いのには
本当に驚く。


あちらに行く前から
日常で独り言をすべて英語にする。
日記を英語で書く。
読むもの、聞くもの、英語にする。
英語を母国語とする人と友人になる
あるいは先生として会話する機会を持つ。

あらゆる努力をしたのか。

日本にいながら
まるで英語圏で暮らしているかのごとくに
努力してみたか。

自分の英語を録音して再生してみて
どうか、聞いてみたか。

ネイティブくらいの発音になるぞと
何度も練習して、発音を矯正してみたか。

これ以上できないというくらい
やってみたか。

今の自分の努力は何パーセントか
自問してみよ。

あなたの心が知っているはず。

100%努力していると言えるほどやっている人が
英語がペラペラになる人だ。

サンデル教授

NHKで話題になった
ハーバード大学の哲学の講義を公開した
サンデル教授の授業を
皆さんもテレビでご覧になっただろうか。


日本で放映されるなり、あまりの人気に
教授は日本でも同様の公開授業を行った。

その映像を見て、気がついたことがある。

抽選でその場に参加することのできた
大勢の日本人の中には
サンデル教授の質問に対して
手を挙げて、意見を述べる勇気のある人も
かなりいた。


そこでだ。


いきなり得意の英語を話す人もいた。

日本語で意見をいう人もいた。
(その場合は教授のイヤホンに英語の同時通訳が流れる)


いずれの場合でも、

教授が、発言した人の名前を聞く場合は
議論を盛り上げ、つなげていくために、
その人の考え方を、事例として提示するためだ。


教授が重要と思った考え方や意見については
その人を名前を聞いて、皆の注意を引きとめた。


それは必ずしも英語が流暢な人ではなかったということだ。


私が前から言っているように

あなたは「何が言いたいか、言いたいことがあるか」
ということなのだ。


英語ペラペラでも、
その人に確固たる論理に裏づけされた
意見がなくては
教授は別の人の意見を求めた気がする。


要するに

自分の考えを論理的にしっかり表現する人が
尊重されるということ

英語がペラペラだから、ではない。


日ごろから論理的に自分の意見を言えるよう
訓練しよう。

2010年10月21日木曜日

まだまだある熟語

日本人が、漢字を知っていても、日常会話ができても
まだまだ知らない漢字や、ことわざがあるように

英語でも、いくら英検1級を持っていても
TOEICが990点で満点でも

まだまだ知らない熟語、イディオムなどがあるもの。

その数たるや、計り知れない。

ここに動物がでてくる表現がある。
意味はおわかりだろうか。

1)put a red rag to a bull

2)pull a rabbit out of the hat


1)「赤いラグを牛に置く」で想像ができるが
逆鱗(げきりん)に触れる とか、人の激怒を買う、という意味。

2)は 苦境に思いがけぬ解決策を見い出す という意味。


これは?

push the envelope

envelope というのは、航空機安全運行範囲[領域・限界]の意味もあるそうで

push the envelope 

は、もっと高いレベルを求める、既成概念の枠を超える、
限界に挑む、許容範囲を超える

という意味だ。


こういうのは
ただただ覚えるしかないのだろう。


面白いものは最初はメモでもしておくと
読書をしていてもう1度それが出てきたときに確認できる。
(メモしたことを覚えていれば、、、)

そこでほぼずっとその後、その表現を覚えていられるような気がする。


こうした表現はやはりネイティブの書いた文章を沢山読むことだ。

Wall Street Journal, TIME, Newsweek, といった
記事を多読することだ。

ひたすら読む。

英文記事で、何を言っているのかわからないという内容だとしよう。

その場合はそこに出てくる企業名、人物名などを
GOOGLEで検索してみると、関連した内容のニュースが
でていたりして、日本語で理解できる。

内容を理解した上で英語に戻って記事を読むと
この単語、表現は、こういう意味か、、、とわかってくる。

ネットでニュースを読んでいる場合、
ニュースのページと、
辞書のページ (例えばアルク http://www.alc.co.jp/)
などを複数表示して、
読みながら、調べては、また読む、ということができる。

じっくり読むのも大切だが、
多読が重要。

さらさらと読めるようになるまで
1日1記事と決めてもいい。。。

そのうち、辞書なしで、その1記事が簡単に読めるようになる。

そうしたら、1日複数記事をさらさらと読めるようにする。

スピードは加速していく。
継続さえしていれば。。。。

あなたにもできる。